読み応えのある本

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こんにちは、藤崎です。

皆さん大雨シーズンに入ってきましたので、日頃から防災の備えや対策をしながら

体調管理や気象にご注意しながら元気でお過ごし下さい。

 

最近、読んだ本の紹介をします。

 

伊藤緋紗子著「華の人」(小学館)

 

池井戸潤著「鉄の骨」(講談社)

前者は大正時代、有田の深川製磁の創設者忠治さんの長男である進さん(慶応大剣道部主将)が

北海道旭川から恋愛の末、いわゆる「できちゃった結婚」で有田の旧家に嫁いでこられ

姑と葛藤しながら4人の息子をもうけたものの、ひとりを不注意から亡くし

自らも30代の若さで他界された「敏子さん」のお話です。

今から100年前の日本や有田の街が表現され叙情豊かな小説でした。

 

 

後者は大手建設会社いわゆるスーパーゼネコンの巨大プロジェクトにまつわる談合と

それを取り仕切る大物フィクサーと若い現場監督であった主人公との奇妙な縁が縦横の糸で絡まり

また談合を摘発しようとする東京地検特捜部の検事たちの正義への執念が加わり、

最後は数千億円の地下鉄工事入札での大どんでん返しで話は終わっております。

いずれも、読み応えのある小説でありました。

 

一読あれ。